新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

アボカド通信

林檎が笑った

昨年10月、日本中に甚大な被害をもたらした台風19号。

浸水した新幹線車両の映像は、いまだ記憶に新しく

あのとき、全国に大きなショックを与えたのではないだろうか。

 

当館が懇意にしているりんご農家は、あの真っただ中にいた。

電話もつながらず、向かっても途中で通行止めになっており

無事を確かめられたのは、一週間も経ってからだった。

子供たちが小さい時に登っていたりんご畑は泥にまみれ

大きな冷蔵庫が入っていた倉庫は、跡形もなかった。

 

自宅に伺うと、天井まで水の跡があった。

言葉もなく、あふれる涙をぬぐうこともできず

おばあちゃんの震える身体を、抱きしめるしかなかった。

 

あれから、一年、所用で訪れていた松本で

成田園、と表示された着信に、飛びつくように出た。

「紅玉ができました」と、いつもと変わらない明るい声に

行きます、今行きます、と答え

その足で、シャチョーと二人、暮れゆく高速を

どんな光景が待っているのか、

誰がお店に出ているのか、

不安を押し隠しながら走った。

 

国道に、変わらぬ成田園の看板が見えた。

車を降り、笑顔いっぱいのおばあちゃんに連れられて行った畑で

夕暮れの中、

林檎が笑ってた。

 

色んな事が起こり、心も身体も傷つくこともあるだろう。

それでも、こうして月日が林檎を育ててくれるように

私たちを癒してくれる”時の魔法”を、信じたい。

今日も、明日も、時は刻み続けていくから。

 

花生、7歳、

成田園にて。

 

 

門の中は秋

玄関から、門に向かうと

足元に広がるのは

コラージュ作品のような

シルバーとブロンズに輝く落ち葉や

 

風に吹かれてコロコロ転がる

マックロクロスケならぬ

コゲコゲチャボウス。

 

ふと目を上げると

クリスマスカラーがイルミネーションのように光っている。

 

香嶽楼の門の内側は

すっかり秋です。

 

 

 

お米の重み

香嶽楼産コシヒカリの

収穫日が、近づいている。

お米の重みで頭が垂れてきている稲は

一つ一つの粒も大きく

昨年のものより、豊作の予感♪

 

今か今かと、刈り入れ日を待つのは

ワタシ、ではなく

シャチョー・デ・アール。

 

 

 

 

パリのあの日から30年

ワタクシ事で恐縮ですが、

この世で3人、頭が上がらない人がいる。

 

そのうちの一人のTommyさんが、先日ご来館。

で、その時に偶然ウチに滞在していたのが友人のH岸。

この二人が揃ったのは、30年前のパリ以来。

 

2人の驚く顔や、嬉しそうな声を聴いて

この時に立ち会えた事が、心の底から嬉しかった。

 

今まで、いっぱい色んなことがあって、

これからも、いっぱい色んなことがあるだろうけれど

This is  one of my best days.

 

来てくれて、ありがとう。

 

 

 

 

 

実りと祈り

山に実りの季節が来た。

 

今年は長雨と酷暑で、山の生き物たちは

食べ物に難儀をしているらしい。

ドングリも、胡桃も、山栗も、実りが少ないそうな。

この地球に生まれ、生きる者たちが

与えられる試練の、何と多いことか。

それらの原因は、人間に起因することが多いのであろう。

 

台風の影響か、強い風に吹かれ

空を見上げる。

祈りと共に。

 

 

 

稲穂

玄関先の稲が

頭を垂れてきた。

暑い陽射しは変わらないけれど

吹く風が変わってきたこの頃。

 

今年は豊作だ、と

シャチョーが笑っている。

 

9月最初の週末、

気持ちも新たに、前へ進もう。

 

 

 

秋の空

ゴルフにご出掛けのお客様の、朝は早い。

 

7時にご出発の皆様のお見送りを終え

ふと空を見上げたら

そこに、秋がいた。

 

今日はまだ夏日かもしれないけれど

季節は確実に進んでいく、

そう、

秋に向かって。

 

「つなぐ、にいがた。」観光キャンペーン延長決定!

8月末まで実地していた

「つなぐ、にいがた。」観光キャンペーンの延長が決定いたしました♪

10月末までの予約に対して、

10,000円以上は5,000円、6000円未満は3,000円の割り引きです。

 

予約は前回同様、こちらの旅行社での扱いです。

是非秋の妙高をお楽しみくださいませ。

 

上記キャンペーンとの連動企画「妙高へお出かけ応援キャンペーン」
の延長はございません。8月31日宿泊分までで終了となります。
 

小さなお客様に気付かされて

U坂家の姫用に引っ張り出したのは

彼らがロビーでバイオリンを弾く間に使った

籐のゆりかごと

 

 

入浴用の木桶。

どちらも遥か昔、

ウチのブタムスメと愚息が使っていたもので

ゆりかごは妹の義母からの贈り物、

木桶は高田・仲町の金津桶屋で誂えたものです。

 

どちらも肌触りが柔らかいのが分かるのか

ひな姫においては、始終ご満悦の様子。

 

温泉は他のお客様の御理解のもと、

30分だけ貸し切りにさせていただきました。

この場を借りて御礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

御来館のお客様に優しい宿でありたいと

いつも願っている私どもに

新しい気付きをいただいた日々でした。

 

皆様もどうぞご希望をお知らせください。

私たちが出来ることを精いっぱいご提供いたします。

 

会話と対話を、大切にしたい。

 

もうそろそろ秋の風、

夏が去ろうとしている今朝、思うことでした。

 

 

ヴァイオリン+α

ウチのロビーにヴァイオリンとヴィオラの音が響く夏、

そう、いつもの彼らが来た。

 

今年はそこにプラスアルファ、

何かが聞こえる、

何だか、可愛いのが聞こえる・・・・・・

目を凝らして、よーく見てごらん。

 

なんと!!

もう一人、いる!!

かわいいかわいい追加人員、H奈子嬢。

 

んっもーーーお、可愛くてかわいくて

仕事になりゃしない!

用もないのにみんな周りをうろうろうろうろ。

お互い顔を見合わせてはニンマリ。

 

こんな風に、つながっていく事の、なんと嬉しいことよ。

赤倉のハハは、いつのまにかババになったの・デ・アール。

 

 

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