新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

アボカド通信

空っぽの本棚

小さな頃から、本が好きだった。

お小遣いをもらっては、町の本屋に行くのが楽しみで、

夜通し、空が明るくなるまで読み続けてしまい

真っ赤な目と、大きなあくびで登校したのも

一度や二度ではなかった。

旅行に行くとき、トランクの半分は本だった。

読んだ本も置いてこられなくて

帰りの荷物は石を入れたみたいに重かった。

電車の移動は大好きで、

本に夢中になって乗り過ごす事だけが心配事。

 

子供が生まれてからは、“絵本”に出会い、

初めて出会う作家たちの、素晴らしい作品に触れ

読み聞かせと称して、何冊も何冊も、夢中で読んだ。

 

そんな小学生から読んできた、私という人間を作った

本棚を、空にした。

 

今回のコロナ事情で、図書館まで閉鎖になり

本を手に取ることをも奪われた子供たち。

おばあちゃんと図書館へ行き、

外からこの本、あの本、とやっと借りられた子供の笑顔と

以前から、心の片隅にあった想いが、一つになった。

私が心を震わせたように

この本たちが喜ばせられる相手が

もっといるのではないかしら。

そして、もっと読まれたい、と、

訴えてくる声が、聴こえた気がした。

 

大切に、この思いを届けてくれる人と出会い

本棚を空っぽにした。

 

しばらくは、空の棚を見るたびに心が痛み

涙がこみ上げるときもあり

図書コーナーを避けて通っていたけれど

今は、どこかで手に取られて

誰かを笑顔にしている、幸せな本たちの姿が見えてきた。

 

さて、またこれから

私の心のお糧となる本と出合えることを楽しみに

そしてまた、本棚がいっぱいになる日が来るように

たくさんの本と出合いましょう。

 

しばらくは、お出かけの際、ご自身の本をお持ちください。

読み終わった本がございましたら、ご寄付いただけると嬉しいです。

皆さまも、これからたくさんの本と出合えますように。

 

 

 

 

赤倉産ルバーブ

赤倉のこども番長Mりちゃんからメールが入った

「ルバーブ集荷してるよ!」

 

行くともさ!

 

向かった先は、裏のゲレンデ。

 

夏は全く様変わりしていて

見上げれば、こんな景色や、

 

見下ろせば、こんな景色が広がる一角に

 

突如現る何やら大きな葉っぱたち。

 

畑の持ち主はMりちゃんの相方、マークさん。

熱く語るルバーブ愛のお話はまた後日。

 

せっせと積んでくれたルバーブは

こんなに綺麗な紅色。

 

これから、どんな風が吹いてくるのか、

楽しみな村の畑。

Farm to tableが、ここ赤倉で実現できますように。

 

毎日畑の見回り、行きますっ

と言ったら

毎日ルバーブが減っていきそうだから結構です、とさ。

 

本日収穫のルバーブは

タルトカプリスになりました♪

 

 

 

 

 

 

 

 

心に灯をともす

国道18号線を上越方面から赤倉に向かう道すがら

どんよりと暗い雲が行く方向を覆っていた。

 

街路灯も灯され始める、夕闇の少し手前。

山は雨かしら、

なんて暮れずむ時間をぼんやり過ごしていたら

空を覆っていた雲がまぁるく切り取られ、

 

そこに、ぽっかりと妙高山のてっぺんが現れた。

 

なんだがとっても嬉しくなって

大音量でOasisのChampagne Supernovaを聴きながら帰った。

 

ほんのちょっとの出来事が、心に灯をともす事もある。

ワタシも、あなたも、できる小さなことが

誰かの心に灯をともす事ができるように。

 

 

 

 

未来へのトンネル

町中を通り抜け、山道に入る。

上り坂に足を慣らしながらゆっくり進む。

スキー場を抜け、いくつかめかのカーブから野尻湖を望む。

 

リフトの降り場はさながらSF映画のよう。

 

もうひとつ、カーブを曲がると

木々の間から見えるのは、また違う景色。

 

そして、目の前に現れるのが

関見トンネル。

 

ここを抜けると、

未来につながるのだろうか。

 

帰り道の足取りは

軽かった。

緑と白のコントラスト

玄関を出ると、白い花の絨毯ができていて

上を見上げると

ハクウンボクが満開を迎えていた。

 

玄関には30本を超えるカラーの花。

このカラーは、ウチの賄いを手伝ってくれるキヨちゃんの畑からやってきた。

 

日本海に面する土底浜という町の畑には

背丈ほどもあるカラーがびっしりとあるそうな。

 

咲き誇る大きなカラー、

一度見てみたい風景です。

 

 

 

「つなぐ、にいがた」県民宿泊キャンペーン

新潟県民の皆様へ

 

このたび、県民宿泊キャンペーン

「つなぐ、にいがた」の実地が決定いたしました!

新潟県民の皆様が、新潟県内のお宿に宿泊なさると

県内宿泊施設で1人当たり10,000円以上の宿泊に対し、最大5,000円の割引

(ネット予約に利用可能な割引クーポン発行)です。

じゃらんサイトでのインターネット予約のみ対応となりますので

ご注意ください。

詳しくはこちら

 

また、妙高市では独自に、2000円のクーポンをお付けいたします!

こちらは妙高市内の商店や食堂でお使いいただけます。

 

 

 

是非とも美しいこの季節、

お出かけくださいませ。

スティックサイズウォーキング

爽やかな風が吹く中、

観光協会主催の高原ウォーキングに行ってきました。

 

普段行けないジャンプ台や、脇道を通り

まずはヨーデルゲレンデまで。

今回は小島千香世インストラクターによる

スティックサイズの実践講習もあり

赤倉婦人会の面々は歩く気満々。

皆様の拒否にあい、残念ながら写真は割愛させていただきます。

 

途中久邇宮別荘跡から、野尻湖を望み

きしむ身体と、縮む心を開放できた朝。

行ってみたい方、ご案内しますよ~!

 

サクラマス

ウチの仲居頭のNべちゃんパパは釣りが趣味。

で、時折

こーんなの釣ったよ、と差し入れてくださるのだが

本日のいただき物は、これ。

泣く子も黙る、野尻湖のサクラマス♪

 

ウチではレモンたっぷりのムニエルでいただくのが定番です。

湖の神様と、Nべちゃんパパに感謝しながら

フライパンを握るワタシ・デ・アール。

 

 

 

山を徘徊 そして

館内に芳しい香りが立ち込める。

 

朴の花が、

咲きました。

一年に一度、

出会える奇跡。

 

私たちを取り巻く、すべての自然には

存在する理由がある、

山にいると、そんな風に思うのです。

 

辛く、悲しいことの後には

楽しい、幸せが来る、と信じて。

 

 

 

タケノコを探せ

ウチのシャチョーが、長年憧れ続けていることは

「山に生えている根曲竹を見る」。

 

この季節、あちらこちらから頂いたり、

板前が採ってきたりすると

羨ましそうにつぶやく

「いいなぁ、どこに生えてるの?

一回見てみたいんだよな~」。

 

でも、タケノコはそんなに簡単に採れません。

毎年決まったところに行く人たちは

他人に場所なんぞ教えません。

よしんば連れて行ってくれたとしても

山の素人は足手まといになるばかり。

現に近くの宿のご主人は(千葉出身)一人で山に入って迷子になり

5時間さ迷い歩いたそうです。

 

「いいなぁ~、いいなぁ~」とあんまり言うので

ワタシも気になって、朝夕歩いているとき

なんとなく道の傍を見ていると、

これがあるんですよね~~~。

 

素人は、どんなに目を凝らしても見つけられないタケノコ。

さて、あなたはいくつ見つけられますか?

 

山々が美しい季節になりました。

木々は刻一刻と緑が深くなっていきます。

清々しい空気を吸いに、お出かけになってください。

気持ちのいいお散歩道、お教えしますよ♪

 

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