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若女将のアボカド通信

スローフード

誘拐犯

皆さまは覚えておられるであろうか、

シャチョーが引き起こした5年前の惨事を。

 

あの年、一度は卵を産んでくれたモリアオガエルのMorryだが

その後シャチョー以下従業員全員で、毎夏帰還を待つも

一向に気配はないまま、5年の歳月が過ぎてしまった。

 

で、

シャチョーは考えた、

「来てくれないのなら、誘拐してくればいいのだ」。

 

目星はつけてある、下見も済ませた、

日程を決め、あとは実行あるのみ。

向かった先は、O野ちゃん家の前の池。

 

いるいる、たくさんのモリアオガエルのオタマジャクシたち。

 

さて、まずは持参のタンクに水を入れ、心を鎮める。

 

たもを構え、

 

一気に行く。

一度に10数匹ゲット。

2度、3度と繰り返し、

もういい加減にしなさい、と怒られ帰途につく。

 

はやる心と裏腹に、年老いた手には余る重さに顔がしかむ。

 

で、無事、放流。

 

しかしながらこの子達、環境の違いに耐えて、

無事、生き延びてくれるのであろうか・・・

この時シャチョーの頭をよぎったのは

あそこで見た、

あれ。

 

だって、ほら、

念には念を入れないと。

 

またも誘拐犯は再度のミッションを果たしに出かけ、

ゲーーーット!

 

フロントから持って出た紐で、しっかり固定。

 

さてさて、

今後はどうなる事やら。

神様のみぞ知る。

 

雨が降る週末、妙高から中継でした。

 

 

 

 

 

 

雪下にんじん

Snow carrots

遅い雪解け、

やっとお出ましの“雪下にんじん”、

妙高村の畑から御到着。

もちろん、生で!かじる!!

遙かな高み、雪を湛えた妙高の、大地と空の味がする。

 

のんびる

Nobiru

まぁるいたまが“のんびる”、

細いはうが“あさつき”と、教えてくれたのは

90歳の友人、通称かまじい。

 

今日の収穫はのんびる。

生で齧ると、ピリッと辛い野生の味。

くるっとまいて、天ぷらに。

どちらにしても、お酒がススム。

うど

皮をむいて越後味噌の中へ。

Udo

味噌には好みで味醂少々、

新鮮さが一番大事な調味料。

中ノ俣のこごみ

今年最初の中ノ俣からの山菜、『こごみ』

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あんまりかわいいから、今日は目で楽しみます。

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夕方には海水くらいの塩でゆでて、山葵醤油でいただきましょうか。

 

蕗薹・ふきのとう

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玄関先の春一番さん。

 

もちろん『蕗味噌』

Fukimiso

粗くきざんで野趣味を残す。

 

 

口に含むと鼻腔に一陣の春風が通り抜け、

目の前に野山が広がる。

オータムポエム

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取れたてのオータムポエムの茎。

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水でさっと洗って、

齧る。

もちろん生のまま。

 

 

splash!

 

 

 

水が口の中ではじける。

 

そのあと、思いがけない甘さがやってくる。

感動の美味しさ。

 

 

石榴・ざくろ

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たっぷりのざくろをいただいたら

 

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自家製のグレナデンシロップ。

あの量で、これだけになります。

 

本日のデザート、

Chibi2
『フローズンべリーのシャンテリー・ざくろのソース』。

 

 

夏に採りためたブルーベリーは、しゃりっとして、さっぱり甘い、

高原のベリーでないと、この味にはなりません。

冷凍庫に頭を突っ込んで、底が見えたら今年の分はもうおしまい。

 

 

 

そば菜

採ったばかりの蕎麦菜を

さっと水にくぐらせ皿に盛る。

Soba2
いつもは地場産トマト・モロッコインゲン・”えご”を

盛り合わせる『牛のたたき』に、たっぷりと蕎麦菜を添えて

ピリリと山葵がきいている自家製ドレッシングで。

くるりと肉を巻いて食すと、信州の風香る。

越の丸なす

採りたての茄子は持つのに注意。

ヘタがピンととがって、手に刺さる。

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持つとズッシリ、美味しさの重さ。

茄子はなんでもそうだけれど、

特にこの越の丸なすは、油との相性バツグン。

素揚げして、


Chibinasu2

同じく素揚げしたかぼちゃ、肉厚のパプリカ、

そして、越後味噌と共に。

Chibinasu

『越の丸なすの宝箱』

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