新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

アーカイブ:2014年3月3日

さよなら三角また来て四角

夕方、町を歩くと、まるで外国にいるようだ、というくらい

今季の赤倉には海外からのお客様がたくさんいらして下さいました。

 

多い時は日本人は2割しかいない、なんてこともあり、

ウチのスタッフも、英語にどきどきしながらも、

身振り手振りでコミニュケーションを図る姿を目にすることもしばしば。

 

いまでは見なれた、そんな光景も、外国人が珍しかった10数年前、

ひとりの男性からかかってきた予約の電話。

20名様くらいのグループだとのことで

夜中のご到着を迎えてみれば、日本在住のガイジンサマご一行でした。

当時も(今も)英語をしゃべれるのはワタシだけなので

彼らが何かを言うたびに、全館放送で呼び出される始末。

あたふたしながらも無事ご滞在いただき、トモダチノトモダチからの予約もあり

その後もずーーっとお付き合いは続いています。

 

しかしながら、転勤といえば海外をさす彼らですから、

あいつはあそこ、こいつは今度はあそこ、と

あちらこちらに散らばりながらも

SNSで、絶やさず連絡をくれます。

 

今回来てくれたMさんも、そんな一人。

男友達とくる彼の横に、かわいらしい女の子が混じってきて

そのうち2人でくるようになり、結婚、そして急に決まった転勤先はテキサス。

 

一年に一度はここに帰ってくるよ、と、笑顔で出発。

出会いと別れは縄目のようで、

昔ほど“今生の別れ”ではなくなったけれど

見送ったあとは、ほろりとします。

 

世界は狭くなったけれど、やっぱり遠いよね。

でも、いつもいつも心の中にある『香嶽楼』でありたいと

Mの大きく振っていた手を見て思ったのでした。

 

Have a nice trip back to Texas,Matt.

I am looking foward to see you again!

 

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