新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

うちの主人の唯一の趣味はアボカド生育です。
東京から15年前につれてきた紀伊国屋生まれのアボカドは、こちらの寒さにも負けずにすくすく育っています。地元っ子の仲間も増えて、何本かは里子にだし ました。日々成長していくアボカドとお客様の声にはげまされ商いを続けてきましたが、この度私のページを作るにあたり、皆様に香嶽楼の成育をお知らせし、 見守っていただけるよう、このブログを『アボカド通信』と名づけました。

村山 美枝子
2006年

春の雨

今日は雨。

この季節の雨はやわらかく、優しい。

周囲の雪を融かし、暖かい風を運んでくる。

 

昨日の陽気で

芽吹き、

開花、

つぼみ、

次世代への命のリレー、が一気に進み、

それらがみんな、雨に包まれ、また一歩、春に近づく。

 

 

 

 

 

 

朝の自慢

ウチの自慢の朝ごはん、

自家製の蕗みそと、かつお梅。

 

板前が汗をかきかき作る蕗みそは、卵黄入りの特製です。

 

かつお梅は大鍋いっぱい、鰹節たっぷり。

どちらも、作っているそばからいい香り。

 

このかつお梅、だぁ~い好きで、4つ、5つ、食べちゃいます。

はい、ワタシの場合は、もちろん酒のツマミに。

お声をかけていただければ、お出ししますよ、ツマミ用に♪

 

 

 

 

積雪1m

とうとう庭の雪が1mまでになりました。

池のほとりには水仙が咲き始め、

表玄関には雪割草の葉っぱ。

 

まだまだ風は冷たいけれど

日なたにでるとぽかぽかと暖かい今日、

板前たちは山菜採りにお出かけ。

さてさて、何を持ち帰ってくるのかな、と

早速、とらぬタヌキの皮算用。

いそいそと、昼ご飯の天ぷらの用意を始めるワタシ・デ・アール。

 

先ほどお電話いただいたK宮さま、

「ブログ、楽しみにしてます。

内容でA、B、Cと評価してるんですよ~(笑)」。

 

きゃーー、大変。

いつもAをいただけるよう、ネタ集めに奔走しなくては!

皆様、ネタ持って、いらしてくださーい♪

 

 

 

 

 

世界に4つの写真集

友人のパスカルがスイスからやってきた。

 

「はい、お土産」と、渡されたのはずっしりと重い紙包み。

コンナニ重いの、持ってきたのーーー、と

美しいブルーの包装紙を開けたら、

ザラっとした布の表紙の写真集。

ページを括っていくと、タンザニアの景色が、

それはそれは優しい目線で広がっていた。

 

木陰からこちらを見つめるキリンたち。

色鮮やかな布を纏い、ものを運ぶマサイ族のすがた。

草原につくる影は動物たちの憩いになろう、大きな大きな木。

ゆったりとした足取りの像の群れ。

木の上のヒヒや、昼寝中のライオン。

 

セレンゲッティに吹く風まで感じられるような写真集を

夢中で見ていたら、最後のページに著者の写真があった。

パスカル!!

あなたの写真集なの!!

なんて素敵なサプライズ。

 

前から夢だったこと、

3週間の滞在を、兄妹としたこと、

フラットブック、という特殊な製本にこだわったこと、

そして、本業であるデザインをも絡め、表紙は現地のオーガニックコットンにプリントしたこと、

そして、この写真集を4冊だけ、作ったことを

ちっとも忘れていない日本語で語ってくれました。

 

皆様にお見せしたいのですが、

デリケートなものなので、お出しはしておりませんが

是非、ご覧いただきたいので

どうぞ、フロントでお声をかけてください、

喜んでお出しいたします。

 

一緒にタンザニアの草原の風に吹かれましょう。

 

 

 

 

積雪1.8m

池の全貌が現れると、どこからともなく現る金魚。

何メートルも積もる雪に埋もれて3カ月、

どこにいるのか気配を消し、じっと耐えた身に

春の陽射しはさぞ、嬉しかろう。

 

いつもより、少し遅い雪解けで

中庭には未だ積雪1.8m。

GWにお越しのお客様、

雪遊びの身支度でいかがですか。

 

 

I wish you are here

7年前の昨日、友人が亡くなった。

12時間、それを知らずに私は生きて

7年前の今日の朝、茫然として、痛みすら感じられなかった。

想うのも辛く、7年という歳月は、助けてはくれない。

美しい色、心震える言葉、香る自然、

思い出す、ではなく、常に感じているあなたの不在。

I wish you are here with me.

 

 

Last skiers

お日様が、ゆっくりと雪を融かしていく。

 

今季最後のスキーのお客様は

オーストラリアからのBlint様。

 

いっつも2人で、仲良くお出かけして、

楽しそうに過ごされていましたが、

8泊なさられて、いよいよ明日帰国。

 

スキーの後は、暖炉の前でのハッピーアワーのビール、

日本人のお客様と一緒に温泉も楽しまれ、

妙高の休日を満喫。

 

「帰ったらすぐ仕事なんだよ」と、笑いながら

「また来るからね」。

どこの国のお客様も、

いってらっしゃい、お帰りなさい、の香嶽楼。

 

三か月半の、冬が終わります。

 

 

春のささやき

外に出してあったバケツの水が、凍る朝。

 

くすり、

と、いう、声が聞こえた気がして、

庭石を回り込んでみたら

寒そうに、でも、嬉しそうに、

春が、笑ってた。

 

お日様が、池の面をゆらゆら揺らし、

もうすぐだよ、と、囁いた。

 

 

 

 

 

京都『鼓月』花すだれ

おみやげ番長の奥さん、Mりちゃんから

ほんのりと桜色の和箱。

 

思いがけず、ずっしりとした持ち加減は

京都『鼓月』の花すだれ。

 

ううむ、と唸らせるのは

丁寧で、優しい結び。

こーゆーとこよね、京都って、

と、ひとりごつ。

 

開くと、ふうわりと桜が香る、

ふるふるの葛に、あっさりとしたこし餡。

外は雪景色。

でも、春は確かに、そこまで来ている。

 

 

 

冬型気圧配置

もう春かなぁ~、

 

なんて、甘い考えのワタシに猛アタックの、冬型気圧配置。

スキーヤー・ボーダーの皆さん、上機嫌でお出かけです。

 

で、

ワタシは、といえば、

出かける意思をそがれ、

玄関にボー然と立ちすくむ。

今日のお出かけは、中止です。

届いた苺をジャムにしましょう♪の日に変更です。

 

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