うちの主人の唯一の趣味はアボカド生育です。
東京から15年前につれてきた紀伊国屋生まれのアボカドは、こちらの寒さにも負けずにすくすく育っています。地元っ子の仲間も増えて、何本かは里子にだし ました。日々成長していくアボカドとお客様の声にはげまされ商いを続けてきましたが、この度私のページを作るにあたり、皆様に香嶽楼の成育をお知らせし、 見守っていただけるよう、このブログを『アボカド通信』と名づけました。
村山 美枝子
2006年
暮れの御礼も、新年のご挨拶も
ご無礼し放題で明けてしまい、
来たる2022を物語るような怒涛の年始年末を抜け
気がつけば、本日、1月10日。
皆さま、新しい年をどのように過ごされておられますでしょうか。
まるで映画か小説のような事が現実に起こり
いままでの当たり前がそうでなくなってしまった2021年。
何をどうとらえて生きていけばよいのか、
過去の常識が覆されてしまい
未来が見えなくなってしまった日々。
胸が押しつぶされそうな不安。
永遠に続くような闇。
そして、終わらない戦いと、起こる新たな戦い。
そんな2021年は
起こってしまった現実から逃げず、
それでも楽しみや喜びを心から感じられるように、
“生きる”というのが
私のミチシルベでした。
そして2022年、新しいミチシルベは
“夢”です。
どちらに行けばいいのか
何をしたらいいのか迷ってしまったとき、
大きくても、小さくても
胸の奥に灯されたろうそくのあかりのように
暖かく、明るく、ワタシを導く
“夢”というミチシルベに従って歩いていこうと思います。
新年、明けましておめでとうございます、
今年も香嶽楼を、どうぞ宜しくお願いいたします。
今季お初のスキー客は、当館のご常連K谷様。
いつも美味しいお土産を携えてご来館くださる。
創業1931年、
の、松葉もなか。
小ぶりな箱を開けると、何とも美しいたたずまいに息をのむ。
こんな時間だというのに、
いやいや最中は当日でしょー!と、いそいそ手に取ると
皮の香ばしさが指に伝わってきて
コレハチョットチガウワ、と頭の後ろがチカチカする。
ひとくち頂くと、さくりとした食感のあと
餡が口の中で溶けるよう。
濃いはずの、しっとりしたこし餡なのに、後味は意外とさっぱり。
ついもう一つ、と頂きたくなるが
いやいや、やはりここはお抹茶立てていただく事にします。
ということで、二つ目は明日に持ち越し。
美味しいお菓子は人を幸福にする。
明日もまた、元気に、丁寧に。
恒例の野沢菜漬けです。
今年の野沢菜は、霜にもあい、雪にも降られ
ここ数年でもトップレベルの出来栄えです。
山水を使って洗うので、ちっとも冷たくありません。
あーでもない
こーでもない
と、おしゃべりしながらどんどん洗っていきます。
終盤は白菜と野沢菜の掛け合わせ「やわらか菜」の
醬油漬けの仕込みです。
すべて洗い終わった後は
香嶽楼名物、野沢菜の蕪漬けの準備です。
綺麗に洗った蕪は、きめ細やかな白肌美人。
寒風に数日晒してから仕込みます。
美味しくなぁれ、の呪文も忘れず、
無事今年の野沢菜漬けは終了しました。
あとは暗い漬物小屋で、じっくり発酵を待ち
皆様のお口に入るのは、今月20日過ぎになるでしょう。
乞うご期待!
突然ですが、
皆さま、焼き芋って、召し上がりますか?
ワタシはあまり頂きません。
だって、お腹いっぱいになっちゃうんだもん・・・
し・かーし!
この都度、美味し――い焼き芋に出会いました!
筑波の焼き芋や「かいつか」さん。
写真が悪くて申し訳ございません。
ウチの写真部が不在のため、アシスタント(ワタシ)が撮りました。
ねっとーーりしたお芋は、蜜たっぷりで
それはそれは極上の美味しさ。
そんじょそこらの焼き芋とは、全く異なるシロモノでした。
冷凍するともっと美味しい
とのご助言もあり、半分は冷凍庫へ。
いやはや、
ニッポンジンの食へのこだわりは
さつま芋をも極上のデザートにしてしまう。
お持ちくださったのは妹の古い友人、
パイロットのS籐さま。
遠路はるばるお越しの際、こんな重いお土産を
せっせとお運びくださいましたことに、感謝を捧げつつ
芋を頬張るワタシ・デ・アール。
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