空が高い。

夏のあと、秋が無くなってすぐ冬になるよ、
と言われてきた。
確かに先日まで汗をかいていたかと思えば
部屋にストーブをいれたのは先週のこと。
でも、やっぱり秋はやってくる。

いつもより急ぎ足だけれど、
一生懸命、ちゃんと季節を感じさせてくれようとしている
愛おしくなる、その律義さ。
朝の冷たい空気を身にまとい、
見上げた空に浮かぶ、これからの未来、過ごした過去。
出会いがあって、別れがあって、辛さがあって、喜びがある、
そんな当たり前の日々に、心からの感謝をささげる朝。
う~ん、と伸びをして、
今日も一日、丁寧に。