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若女将のアボカド通信

受験生の君へ

自分の時のこと、ちっとも思いだせない大学受験。

勉強していたのか、ほかの事を考えていたのか、

ともかくも机に向っていた気がする。

 

春は、あたらしい年度に心躍らせ

夏は、暑さと情熱に頬を火照らせ

秋は、過ごしやすくなった夜長を楽しみ

そして、冬、

きっと、日増しに大きくなる不安と戦っていることでしょう。

 

この毎日は、きっと実るから、

大丈夫、どきどきしてきたら思い出して、

小さい手で握った太い鉛筆、、

何冊ものノート、

明け方の静寂と、解けた問題集の書きこみ。

どんな未来を選んでも、

大丈夫、道は後ろについているから。

 

試験がすんだら、なにか、美味しいものを食べに行って

一緒に笑おうね、小さかった君が、いつのまにか大きくなって

私の背を追い抜いてしまったことを。

Souho

 

2012年11月
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