新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

神輿

遠くから聞こえていた笛の音が近づいてくる。

それぞれの宿の前に、近迎えが立ち、

赤倉の急な坂道を、神輿が上がってくる。

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各宿ごとに神輿をもんで、今年の無事豊作を願う一行は

約3時間かけて、町内を巡る。

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ウチの門からの長いエントランスが

このときばかりは申し訳ない。

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前ふりの獅子が舞い、

Shishi

 

神輿の熱気がやって来る。

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汗と気合いが、飛沫のように飛び、

ホースからの冷たい水を受け、足元から水蒸気が上がる。

日常や、個人は、ここには無く。

赤倉の男たちにとっての夏が、ここにある。

 

一瞬、心を占めるのは

この光を愛して、この地を愛して

心ならずも早逝してしまった人の笑顔。

 

ダイジョウブ、

ワヤシハココニイルヨ。

 

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光の中に、足を踏み出す。

2012年8月
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