新潟 妙高高原 赤倉温泉 源泉掛け流し 香嶽楼

若女将のアボカド通信

アーカイブ:2013年7月

栗のお話

なにかな、なにかな。

地面にいっぱい。

誰かからのお便りかしら?

 

わたしだよ、

と、

声がして、

仰ぎ見れば

栗の木が、逞しい両腕広げてた。

 

山の栗の花は、満開です。

 

今日も暑くなりそうですね、

山の風は、夏の爽やかさを誇るように通り抜けます。

 

皆様とつながっている空を見上げて、

今日も元気に、丁寧に。

 

 

 

彩り、鮮やかに

雨はおきらいですが?

鬱陶しいですか?

 

雨は、すべての生き物たちを、鮮やかに彩ります。

 

睡蓮が、あまりに気持ちよさそうに咲いているので、

皆様にお目にかけたくて手折ってきました。

 

雨は、優しく降り続いています、

今日も元気に、丁寧に。

 

 

雨の七夕

朝から深い霧がかかり、

どうも今夜の七夕は期待できそうにない。

で、

急遽、館内たなばた。

 

一年に一度の逢瀬を励みにして、

日々働いている織姫と彦星は

どんなにがっかりしているかしら。

 

ふと、一年に一度、いらしてくださるお客様を思う。

今年もいらしてくださるかしら、

お元気でいらっしゃるかしら、

お孫さんの受験はどうなったかしら。

 

お元気ですか?と

お便りしてみようと、雨空を振り仰いで思う朝。

 

今日も元気に、丁寧に。

 

 

 

夏の前菜 “しずく”

7月、文月、

香嶽楼 の夏の前菜は

彩り鮮やか♪

山にしたたる緑を感じてください。

 

青梅は板前が自宅の庭から採ってきて

コトコト煮込んだ一品です。

お口に含むと、爽やかな雫が、体を通り抜けるよう。

 

薄曇の空、

雨を含んだ風が、少し強く吹きだしました、

今日も元気に、丁寧に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

娑羅の樹

おととしの豪雪で、ぼっきり折れてしまった

夏椿、別名「娑羅の樹」。

 

もうだめかもしれない、

と、半ば諦めていたのですが、

春になって若葉が芽吹き

昨日、可憐な花を咲かせました。

前は3階の窓から眺めた花を、

今年は1階から眺めています。

 

どんな姿になっても、生きてさえいれば、

また芽吹き、花を咲かせ、大きく育つこともできる、

あたりまえのこと、

でも、大変なこと。

 

今日も元気に、ていねいに。

 

 

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