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若女将のアボカド通信

アーカイブ:2013年5月12日

宝のやま

ようやく雪が消えたけれど、草木の萌えにはまだもう少し。

あちらこちら、残雪や裸ん坊の木々で

寒々しい景色のうちの周りだけれど、

よく目を凝らしてみてみれば、宝のやまがねむっている。

 

裏の杉の葉に埋もれているのは

タラの芽。

 

足元見れば、

ミントの子供。

 

大女将がのぞいている藪には

山椒の若芽。

 

山は確実に目を覚まし、

大きい息吹きを、生命あるもの達に

送っているのです。

 

宝のやまに気づいたとき、

本当の春が訪れるのです。

 

 

 

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